つわり

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つわり

妊娠初期(1週〜15週)

つわりが始まるのは5週目以降が多いようです。
妊娠初期 イラスト

つわりは妊婦さんのほとんどが経験しますが、始まる時期、症状、程度、終わる時期にはかなりの個人差があります。一般的には妊娠5週日以降に始まることが多いようです。

つわりの原因ははっきりわかっていませんが、ホルモンが大量に分泌されるために起こるとも言われています。

ストレスによってつわりの症状が重くなることもあります。夫婦関係、人間関係、仕事の事など、精神的なストレスがあるとホルモンの分泌にも悪影響が。夫や友人などに悩みを相談したり、気分転換をしたり、明るく前向きに過ごしましょう。

●妊娠に伴う体調の変化がすべてつわり、ほとんどの妊婦さんが経験します。

「昼夜を問わず吐き気をもよおす」「今まで何も感じなかった食べ物や臭いに敏感に反応する」「朝だけ胃がむかつく」など、吐き気や嘔吐はつわりの代表的な痘状です。このほか、だるい、イライラ、微熱、眠けなども。妊娠に伴って起こる体調の変化すべてがつわりです。

食べ物についても変化が現われます。今まで食べられたものが嫌いになったり、嫌いだった物が好きになったり。そのことを気にしすぎると悪循環に陥ってしまいがちですから、あまり神経質にならないでください。ほとんどの妊婦さんが経験し、自然に治まっていきます。

●食べたい物を食べ、飲みたいものを飲む。

つわりの時期は赤ちゃんもまだ小さく、栄養の要求は多くありません。つまりお母さんが蓄えている栄養で十分育ちます。よく「たくさん食べないと赤ちゃんが育たないのでは」と心配して、ますますつわりがひどくなるお母さんもいますが、赤ちゃんは栄養不足になる心配はありません。

この時期は、食べ物に対してムラがでてきます。食べるべき時間帯に食べたくなかったり、食が細くなったり。

あまり神経質にならないで、食べたい時は食べて、飲みたい時に水分を補給すればよいのです。

●体重が2キロ減ったら必ずお医者さんに相談しましょう。

つわり中の妊婦さんの中には、嘔吐や食欲不振が続き、脱水症状になったり、体重が減る人がいます。必要以上に神経質になることはありませんが、体重が5キロぐらい(やせた人は3キロでも)、減ったらお医者さんに相談しましょう。5キロくらい体重が減ると、入院治療が必要になる場合もあります。自分の判断で漢方薬を服用することは避けましょう。

最初に述べたように、つわりは必ず克服できるものです。自分なりの気分転換方法を見つけて乗りきりましょう。



●妊娠初期の流産は、胎児側に原因があるようです。
切迫流産 イラスト

流産になりかけていることを意味する切迫流産は、妊娠22週目までに子宮の中に妊娠していることが確認されていて、かつ不正出血や下腹部痛が見られるものを言います。

流産は、妊娠全体の10〜20%と比較的高い割合で起こつています。時期的に初期流産と後期流産とに分けられ、多くは妊娠初期に発生。そのほとんどが染色体異常など胎児側に原因がみられます。母体側の原因は、子宮異常、卵巣機能不全、感染症などです。

初期流産の兆候としては、少量の性器出血、下腹部痛やお腹の張り。ごくまれですが、症状がまったくない場合もあります。中期流産は、下腹部痛やお腹の張りが強く、子宮口が開いてくるにしたがって出血も見られます。

●確かな治療法は「安静」がいちばんです。

流産の兆候がみられたら、まず超音波で胎児が無事かを確認。胎児の生存が確認されたら治療が行われます。妊婦さんの症状が軽い場合は自宅安静で経過を見守りますが、入院治療が必要なケースも多いです。

安静にしていても症状が続く場合は、子宮収縮抑制剤や止血剤などを使用。子宮収縮抑制剤は種類もさまぎまで、症状に合わせて内服薬と点滴などを使いわけます。

流産を予防するという意味でも、妊娠中は無理をしないのが一番です。激しい運動や重い物を持つのは避けてください。また、妊娠初期のセックスも子宮の収縮につながるので控えた方がよいでしょう。

子宮頸管無力症の場合は、痛みを感じないうちに破水したり、子宮口が開いてしまうことがあるので、破水前に子宮頸管を閉じる手術が必要になることも。

流産や切迫流産は、その原因がわからなかったり、手が施せないケースも多く、また、誰の身にも起こりうることなので、妊婦さんがむやみに自分を責める必要はありません。外傷や過労、気候、環境の急激な変化や精神的なストレスなどがきっかけになることもありますので、妊娠中は心も体も穏やかに過ごすことを心がけましょう。